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素材について-セラミック電着編

素材について-セラミック電着編

今回は2020年より取り入れている“セラミック電着”についてお話しさせていただきます。カラフルで今までとはちょっと違ったテイストのタカハシナオミのラインナップになっています。あまり耳馴染みのない加工方法だと思いますので、詳しくご説明できたらと思います。

セラミック電着塗装とは?

「メッキ」という言葉を聞いたことがあると思います。

セラミック電着は作業をそのメッキと同じように電気の圧力によって金属に塗装を行う、新しい加工方法です。

あらゆる金属にカラーコーティング可能な「電気泳動セラミック合成樹脂」という液体を使用して、カラフルで剥がれにくいコーティングをします。
さらにコーティング後は酸化から製品を守り、色味も曇らず摩耗にも強く剥がれづらい為、半永久的にそのままの色味で製品を維持することが可能です。

 (引用サイトhttps://chemicallab.net/elecolo/whatelecol.html)

タカハシナオミの場合

元々カラーリングされているワイヤーを使っていると思われていた方も多いと思いますが、メッキと一緒でまず編み上げてから、個別にカラーリングしていきます。

電着装置に作品と先に述べた専用の「電気泳動セラミック合成樹脂」をつなげて電気の力で10秒もしないうちにコーティング完了です。

そう聞くと簡単に感じますが、同じ工程を10個20個と作るにはなかなか手間がかかります。

塗装できないもの

今まで試して、「これは向かないな」と思ったもの。それはチェーンとイヤリングパーツ、あとピアスのポストもあまり良くないなと感じました。チェーンの場合だと硬くなってしまってチェーンのしなやかさが失われてしまいます。イヤリングも同じような理由で私はネジバネ式のイヤリングを使用しているのでネジの部分が固くなりすぎてしまいがちでした。ピアスのポストの場合だとキャッチとの摩耗が激しくてポスト部分が剥がれてきてしまうので、塗装したあとまた研磨し直すという工程が入るのでそれならチタンにしてしまったほうがいいのではないかと、現状そうなっています。

アレルギーのある方にも安心してお使いいただけるのでこれはこれで良いですよね。

そして、これから。。

このセラミック電着塗装はいろんな色が使えます。自分で色を配合して作ることもできるのでパステルカラーにもビビッドの色にも、季節やトレンドに合わせて作ることもできます。また、繊細なタカハシナオミの作品に耐久性をもたらしてくれます。

「今までのイメージと違う!!」と思われる方も多いともいますが、また新しい可能性を広げてくれるコーティング方法だと思っているので気になっている方はぜひトライしてみてください!!

アクセサリーのラインナップは以下からご覧下さい。

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