Takahashi Naomiのアクセサリー物語 Vol.5：Puku Earrings

2022.05.13

ゴールデンウィークは皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。

タカハシナオミもお休みをいただいておりまして、ブログも少しお休みをしておりました。

５月３０日までは六本木ミッドタウンのKONCENTにてポップアップを開催中です。

また夏に向けてイベントがありますので制作に励んでいます。

さてタカハシナオミのアクセサリー物語、今回はカラフルなPukuをご紹介したいと思います。２０２０年発売と比較的新しいアイテムで、それまでの作品とはまた一味違うものとなっております。

立体的なモチーフ

実は発想の元となっているのは真鍮で作った“オニオンオーナメント”。このモチーフが好きでアクセサリーにすぐ落とし込もうとしましたがシルバーは真鍮よりも柔らかいので、細いワイヤーを大きめに立体的に編もうとするとふにゃふにゃになってしまい、販売できるようなものはできませんでした。そんなこんなで長い間日の目を見ずにいた私のお気に入りのモチーフ。それを実現させてくれたのは、“セラミック電着”。

カラフルを可能にしたセラミック電着

表面処理については、他にもマットな感じにしたいなーと編み上げたアクセサリーの表面をマットにするブラスターというものも試したことがあります。でもワイヤーが細すぎて、思うような仕上がりにはならず、こちらは断念。次に挑戦したのはこちらもずっと気になっていた“セラミック電着”。カラフルなワイヤーは売っていますが、銅に処理されているものが多い印象で、細かく編み上げるにはちょっと耐久性が不足してしまいます。（銅は柔らかいですが、切れやすいのです。）でもこの“セラミック電着”なら使い慣れているシルバーに、編み終わってからカラー（自分の好きな色にも調合できる。）をつけられるので、良い。また使ってみて分かったのですが、仕上がりが硬くなるのです。そういったいろいろが重なって出来上がったのがPuku。